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まれにいいこと

小さないいこと探しながら、今日もなんとか暮らしています。

罪悪感ゼロの断捨離

友達が「1日3つ要らないものを処分」していると聞いた。

毎日少しずつモノを減らしていくことによって、

「もしかしたらこれはのちのち使うかも…」なんていう気持ちも持たず、

気持ちよく断捨離ができるらしい。

 

私も物持ちが異常にいい方で、ウン十年前に買った洋服が

のちのち着られることなんてあるはずもないままに、

いまだにタンスに眠っている。

子ども服においては、

「思い出の服だし、いつかこれをリメイクして…」

なんて思いつつ、もちろん日の目を見ることなんてないままに、

押し入れの奥に山積みにされている。

 

友人の言葉に感化され、昨年から私もプチ断捨離を始めた。

私の場合は「1日1品」。

それを外からは見えない袋に入れていく。

もう一度そのモノを見てしまったら、また引き戻してしまいそうだからだ。

袋がいっぱいになった時点で家から出す。

といっても、もちろんこれらは捨てられない。

「捨てる」という選択肢が考えられなかったから、

ここにあったモノたちなのだ。

 

そこで、私はそれらを街のドネーションボックスに持っていく。

カナダにはこうした寄付用のボックスが街のいたるところにあって、集まったものは、

低所得者、病院、各種療養団体、障害者施設等、そのドネーションボックスの提携先に運ばれていく。

このボックスに入れられるものはだいたいの場合、洋服や靴、子供のおもちゃなどが対象だ。

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それ以外のもの、古本、キッチン用品、家具、スポーツ用品などは

中古品屋に寄付をする。

こうした中古品を扱う店舗もカナダにはたくさんあって、

いつも多くの人でにぎわっている。

カナダでは、「モノの再利用」に関して学ぶことが多い。

何かを買うとき、中古品購入から検討する人の方が多いと言っても過言ではない。

もちろん、ネット上での中古品の売買もさかんだ。

私事では、最近ネット上で子供の自転車を1万円で売り、

スケート靴を3千円で購入した。

 

自分はもう使わなくても、何かしらの愛着ゆえに

捨てられなかったモノたち。

どこかで誰かが使ってくれると思うと、気持ちよく

「さよなら」できるものだ。