子どもの語学教育に、流し聞かせがオススメ『えいごよみきかせ絵本』
大人になってから語学習得に目覚めてしまった私。
中国語と英語、学校に通ったり、留学したり、それなりに努力したとは思います。
でも、「文法から学ぼう」という姿勢がどうしても変えられない。
発音もネイティブには到底及ばない。
話しかければ、「え?何て言ったの?」と聞き返される毎日......
カナダで生まれ育つ息子たちは、と言えば、まさに耳から習得。
英語も日本語も、文法なんてお構いなしに、耳から覚え、感覚で吸収いくのが分かります。
長男においては、去年からフランス語の授業が学校で始まりました。
(カナダは、英語とフランス語が公用語なので、学校では両方学びます。)
フランス語は今のところ、1日1時間。
特に文法をやっている様子はないのに、すでに覚えた単語で会話ができるようになっている……
なにしろ発音がすごい。「わわわ、フランス語しゃべってる~」って感じです。
外国語が堪能な友人との会話。
Y(私)「どうやったら、そんなにしゃべれるようになるの??」
友人「ある日突然、耳がポーンってひらけて、夢にその言語が出てくることってあるよ」
Y「...... どうやって?!?!?!」
友人「失敗をおそれず、とにかくネイティブの人としゃべりまくる!」
でも、根が人見知りな私は、それもできず、
会話中、分からない単語が出てくると途端に思考停止。
そのうち会話内容も見失ってしまい、ネイティブの人と会話したからといって、自分の語学力がのびたとは、まるで実感できないのです。
ただひとつ、私にとって有用だったアドバイスは、
「家にいるときに、その語学のニュースなりドラマなり、何でもいいから流し続けること!」
集中して聞いていなくてもいいのです。
人間って聞いていないようで、どこかひっかかったり、ふとしたときに聞いていたりするもの。
私は家にいるとき、ひたすらラジオのニュースを流しています。
気を付けて聞いてはいないのだけれど、ちょっとしたニュースが気になったり、お得なイベント情報をゲットしたり......
あれ??ちょっと聞き取れるようになってる???
なんとなくだけど、そんな瞬間がやってくるようになりました。
今も100パーセントなんて、まるで聞き取れていません。
でも、例えば天気がどうなりそうとか、バスが止まっているとか、近くで事件があったとか、そういうことはほぼ把握できるようになりました。
そして、どうしても気になることは、ネットでダブルチェック。
気になった知らない単語は、音だけ覚えておいて、あとで辞書を引く。
うん、語学音の流しっぱなしって、いいかも!
これを我が子の日本語学習に応用できないかと思ったわけです。
遊んでいる子どもたちの後ろで、日本昔話を流し続けたり、日本語でしゃべりつづけたり、日本の童謡を流したり…
日本語のシャワー攻撃です。
すると、「〇〇って、ナニ?」と聞いてきたり、
いきなり「おぬしー、何ものじゃ!」と叫んできたり、
どこまで意味がわかっているかは別として、結構聞いていることが分かります。
余談ですが、最近はNarutoにはまっていて、
「お前のチャクラはなんだ!」とか言っています。
「意味分かって言ってるの?」と聞くと、それらしい説明をしてくれるので、ぼちぼち分かっているのでしょう。
不思議です。
この流し聞かせ勉強法、日本にいる友達に教えたところ、彼女は家で、英語の教材を流し続け、「子どもがなんだか英単語しゃべるようになったよ~」と言っていました。
彼女は、英語の子ども向け映画や音楽を流しているようです。
今日ご紹介したい本はーーーーーーーーーーーーーーー
『むかしばなし・名作を、わかりやすい英語で親しむ CDで楽しむ えいごよみきかせ絵本』神戸万知著
この本、実は、我が子の就学前、私が家で日本語ばかりしゃべっているのを心配した叔母が、「英語教育用に」とプレゼントしてくれたのです。
日本語訳も付いているので、我が家ではもっぱら日本語で名作を読み聞かせるのを目的として使っているのですが、英語のCD付きなので流し聞かせにおすすめできる本かもしれません。
私も試そうと思います!