「やっておいてよかった」と言える未来
子どもの頃、これをやっておけばよかった!
これって、誰にでもある後悔のひとつのような気がする。
子どもの頃、ピアノと習字を習っていた。
それに加えて、冬はスキー。たまに、手芸と料理教室。
自分で選んだのではない。
どれもこれも母が決めた習い事だ。
「ピアノが上手に弾きたかったのよね~」
「私、字にコンプレックスがあったから...」
「お父さんみたいに、スキーが滑れたら、カッコいいじゃな~い?」
...... そんなことを言われていた。
当時は、バレエを習っている子が羨ましかったけれど、体が異常に硬かったからあきらめていたし、特にこれといって習いたいものもなかったから、ただ決められたことをこなしていた。
しかし、今考えると、やっておけばよかった!と思うことはある。
① ピアノをもっと真剣にやればよかった。
→ 今からでもできそうだが、細かい譜面が読めるかが不安。
② 英語
→ 毎日やっているが、まるで成長がみられない。年のせいに違いないと思っている。
③ 何らかのスポーツ
→ ソフトボールやサッカー、当時は、女子でやっている子も少なかったし、オリンピックに出れたかもと妄想している。
④ 弓道
→ 高校の部活で経験。小さい頃からやればよかった。今もできなくはないが、場所が遠い。
⑤ 色々な資格をとりまくる
→ 子どもの時にやればよかったというより、若い時にやればよかった。
⑥ 茶道、華道、日本舞踊などの日本的なもの
→ この海外生活で役に立っていたに違いない。先見の明さえあれば...
...... なんか、書き出してみたら、今から出来るものもある気がしてきた。
その意欲をいかに行動に結び付けるかが、私の場合、大きな課題なのだが。
「あれをやっていれば...」という後悔、
子どもたちには出来るだけさせたくないという思いで、
小さいころから、いろいろと経験させてきた。
スケート、サッカー、野球、水泳、ピアノ、チェス、体操、日本語......
習い事として、今も続いているのは、ピアノと水泳と野球。
他のものは、習い事としてはやめたけれど、趣味で続いている感じ。
なんだか書き出してみると、これはこれで、自分の後悔を子どもに押し付けてきたのかなと思う。
私の後悔のせいで、やみくもに子どもに試させてきた気が...
もうそろそろ自分の意思もあるかなと思い、子どもたちに聞いてみた。
私:「何か、やりたいこととか、やっていればよかったなと思うものはある?」
長男:「あるよ!甘いものを超いっぱい食べたい!もう、嫌っ、いらないっていうほど!!」
次男:「うん、ぼくは、アイスクリームとケーキ!」
...... ハイ、聞き直し!!!
長男:「(英語、フランス語、日本語以外の)外国語と野球!」
次男:「習い事はどうでもいいけど、犬がほしい。」
という回答。
…… なるほど(笑)
時々こうやって、自分自身のことも含めて、やりたいことを確認していくのもいいかなと思った。
「やっておけばよかった」より、
「やっておいてよかった」
と思えるものを増やせたらいいなと思う。