右京さんの脳
なんだか急に春めいてきたカナダです。
今日は、先日の習い事に関する投稿の続きです。
息子が習っていたチェスに関して、あるブロガーさんから、
「さすが、海外ですね^^」
というコメントをいただきました。
(ぷぷ子さん、コメント、ありがとうございます!!!)
確かに!!!
こちらでの生活が長くなり、何も考えずに、さらっと書いてしまいましたが、
確かに、日本でチェスをする人と言えば、
右京さんくらいしか知りません、私。
ーーーご存知ない方のためにーーー
テレビ朝日系ドラマ『相棒』で、水谷豊さん演じる、杉下右京です。
https://www.tv-asahi.co.jp/aibou/
カナダでは、チェスは幼少期から嗜む子も多い、ボードゲームのひとつ。
学校、家庭、各種イベント会場等々で、置かれているのも、よく見かけます。
学校の課外活動で、希望生徒がチェスを学ぶ場を提供しているところも多くあります。
うちの息子たちも、その学校の課外活動である、チェスクラブに通っていた時期がありました。
(長男・幼稚園年長~小学3年/次男・幼稚園年長~小学1年)
息子たちの学校のチェスクラブには、チェス協会から先生が派遣され、子ども達に教えてくれていました。
カナダ国内には、チェスを指導する教室や組織、愛好家団体等が存在し、その普及に貢献しています。
今日は、そんなチェスについて考えてみたいと思います!
チェスは、2人で行うボードゲーム、マインドスポーツの一種である。先手・後手それぞれ6種類16個の駒を使って、敵のキングを追いつめるゲームである。その文化的背景などから、チェスプレイヤーの間では、チェスはゲームであると同時に「スポーツ」でも「芸術」でも「科学」でもあるとされ、ゲームに勝つためにはこれらのセンスを総合する能力が必要であると言われている。
ーーー Wikipedia「チェス」より、引用
長男が就学し、課外活動としてのチェスクラブのお知らせを学校から受け取った折、こちらのママ友たちに、チェスを学ばせるメリットについて質問しました。
「算数的な脳を発達させる」
「戦略を考えられるようになる」
「先を読む力がつく」
「判断力、決断力が身につく」
「頭の回転がよくなる」
「勝つこと、負けることを学べる」......
と、聞いた人、誰もに激押しされ、息子をチェスクラブに入れました。
習い事としてはやめましたが、今も家で、チェスを楽しんでいます。
上記のママ友たちのコメントにもありましたが、ウィキペディアでは、こんな説明がされています。
チェスの戦い方は、「戦略」と「戦術」の2つの面で考えられることが多い。
「戦略」(Strategy)とは、局面を正しく評価すること、長期的な視野に立って計画を立てて戦うことである。
「戦術」(Tactics)とは、より短期的な数手程度の作戦を示し、「手筋」などとも呼ばれる。
戦略と戦術は、完全に切り離して考えられるものではない。多くの戦略的な目標は戦術によって達成されること、戦術的なチャンスはそれまでの戦略の結果として得られることが多いからである。
ーーー Wikipedia「チェス」より、引用
日本にも、こうした記事がありました。
チェスの教育効果について書かれています。
チェスを学ぶことによって、クリエイティブな思考能力、反射神経、比較分析能力等、身につくことが、心理学者の調査の結果、発表されていること、アルメニアでは、チェスが小学校で義務教育化されていることなどが書かれています。
今まで何も考えずに、ぼーっと『相棒』を見ておりましたが、
右京さんのチェス好き、実はこういう伏線があったのですね!!!
チェスによって、右京さんの脳は鍛えられていたのです。
私は小さい頃、父に教えられて、将棋をやった経験がありますが、チェスは将棋に似ています。
駒によって動き方が決まっているところ、相手の駒を取りながら、最終的にキングを追い詰めていくところ。
今回、チェスについて調べるまで知りませんでしたが、チェスは西洋将棋と訳されることもあるそうです。
妙に納得しました。
チェスは、将棋界の重鎮・羽生善治さんの趣味でもあるそうです。
日本では、将棋の競技人口が約700万人いるのに対し、チェスの競技人口は約2万人程度とも言われ、非常にレアな競技のひとつ。
しかし、世界の競技人口は7億人とも言われています。
明日の日本代表目指して、チェス、いかがでしょう!!