カナダでは、歯が抜けてからが、大忙し!!
次男、6本目の歯が抜けました。
長男は(ビビリなので)、いつもプランプラ~ンになって、自然に抜けるまで待つタイプなのですが、
次男は、ある程度のところまで行くと、自分で「エィッ」と抜いてしまいます。
カナダでは、歯が抜けると、“お楽しみ”があるのです。
そう、ご存知の方もいらっしゃるとは思いますが、
♬ 歯の妖精(Tooth Fairy) ♬
が、子どもが寝静まった後に、その抜けた歯をもらいに来るのです!!
ですから、子どもは抜けた歯を枕元に置き、ドキドキしながら、眠りにつきます。
妖精は、抜けた歯をもらうお礼に、お金を置いていきます。
だいたい幼稚園年長~小学校1年生くらいに、皆がその経験をほぼ一斉にする時期があるので、
その時期、歯の妖精は、クラスの超ホットな話題のひとつとなります。
歯の妖精、いろいろなタイプがいるようで、相場が一定していないというのが、困ったところ。
夫の時代は1~2ドル程度だったようですが、今どきの歯の妖精は、昔ながらの1~2ドルのところから、
20ドル近く置いていくところもあるようです。
もちろん子どもたちは、学校でそういう話もするわけです。
そんなこんなで、長男も次男も初めての歯が抜けた時は、20ドルもらいました。
そして、長男の2本目が2ドルだったのですが、1本目の時との落差にちょっとがっかりしたようで、
母は、「じゃあ、次からは、抜けた歯と一緒に手紙を付けてみたら?」と提案したわけです。
そういった経緯で、以来、我が家では、「抜けた歯+手紙」で、5ドルもらえるようになったばかりか、
歯の妖精から、お返事の手紙までもらえるようになったのです。
次男が、歯の妖精に宛てた手紙
さて、我が家に来る歯の妖精、返事の手紙の中で、抜けた歯をもらっていく礼に加え、いろいろな要求をしていきます。
「今日、お兄ちゃんとケンカしてたね。これからは仲よくしてね!」とか、
「ピアノの発表会が近いね!素敵な曲だね。練習、頑張って!」とか、
「ママのお手伝い、今日、頑張ってたね。明日も頑張って!」とか......
息子たちは、歯の妖精が、どうやらいつも自分たちを見守っているらしいことに気づかされるので、歯が抜ける前後は、とってもいい子になります。
さて、たまに、「抜けた歯がなくなっちゃった!」ということもあるわけです。
理由は、「飲んじゃった」、「落としちゃった」、「知らないうちに抜けてた」等、いろいろありますが、
子どもにとって、それはもう一大事。
うちの長男も一度、「プールで泳いでたら、なくなった!」ということがありました。
いとこのお兄ちゃんと夫がプールに潜り、大捜索。
ラッキーなことに、無事に見つけることができました!
そんな歯の妖精をめぐる絵本が、我が家に1冊ありましたので、ご紹介します。
なかなか抜けなかった、ケイティの歯。
やっと抜けた!と思ったら、お昼ごはんと一緒に飲んじゃった!!
さぁ大変、歯の妖精が来てくれなかったら、どうしよう!!!
そんなケイティが歯の妖精のためにしたこととは?
そして、歯の妖精は来てくれたのか?!
という、お話です。
カナダでは、「あるある」の話なので、ちょっと笑えます。